I — The Philosophy

裏勝り

Ura-Masari — The Beauty Within

A jacket worn not for show,

but for what it stands for.

江戸時代、幕府はたびたび奢侈禁止令を出し、町人が富を装いで誇示することを禁じました。着るものの素材も、色も、制限の対象でした。

町人たちは、従いました。表向きは。 表には茶や鼠色といった地味な色をまとい、目の届かない羽織の裏地に、表よりも手の込んだ柄や染めを忍ばせました。誰に見せるためでもなく、自分だけが知っている。規制は、美意識に変わりました。これが「裏勝り」です。

THE URAhは、この思想の上に立つバーシティジャケットです。外側は深い黒のメルトンウールと黒桟革。数歩離れれば、静かな一着にしか見えません。しかし内側には、京都で織られたジャカードの裏地が、着る人にだけ見える場所にあります。 近づいた人だけが、気づきます。着ている本人は、最初から知っています。

II — The Four Linings

Four Colors,

Worn Beneath.

Hidden in Plain Sight

  • N° 01

    深緋

    Kokiake

    こきあけ — 古代宮廷の深い紅

  • N° 02

    金襴

    Kinran

    きんらん — 茶人が愛した金の織り

  • N° 03

    瑠璃

    Ruri

    るり — 七宝に数えられた青

  • N° 04

    萌黄

    Moegi

    もえぎ — 平家の武士の春の緑

III — The Craft

Forged in Four

Corners of Japan.

  • the-urah-bishu-melton-wool

    N° i

    Bishu Melton Wool

    尾州メルトンウール

    尾州・愛知 — 明治から続く、日本最大の毛織物の産地

    尾州へ 
  • the-urah-himeji-kurozan-leather

    N° ii

    Himeji Kurozan Leather

    姫路黒桟革

    姫路・兵庫 — 黒毛和牛に、漆を重ねた革

    姫路へ 
  • the-urah-kyo-ori-jacquard

    N° iii

    Kyoto Jacquard

    京織ジャカード

    京都 — 紋紙で織る、ジャカードの裏地

    京都へ 
  • the-urah-hanyu-tailoring

    N° iv

    Hanyu Tailoring

    羽生仕立て
    羽生・埼玉 — 産地の素材が、一着になる場所

    羽生へ 

IV — The Heritage

The Spirit We Inherit

1872

The Dual Revolution

Revolution N° 01

The Jacquard Crossing.

京都 × リヨン

1872年、京都府は、まだ見ぬ技術を求めて、西陣の織り手たちをフランス・リヨンへ送り出しました。都が東京へ移り、西陣は存続の危機にありました。千年の織物の都が、自らの伝統だけでは先へ進めないと判断した。その決断自体が、革命でした。彼らが持ち帰ったジャカード織機は西陣の織りに近代化をもたらし、京都の織りは世界の技術と結ばれました。

Revolution N° 02

The Paradigm Shift.

和装から洋装へ

同じ1872年、太政官布告により、政府の礼服は和服から洋服へと定められました。宮廷の装束を頂点とした千年来の装いの体系が、一枚の布告で転回した年です。日本の正装が洋服へと向かう流れは、ここから決定的になりました。

the-urah-japan-apparel-paradigm-shift

1872年。京都の織り手は海を渡り、日本の正装は洋服へと舵を切った。
2026年。その精神を継いで、三つ目を試みる。
日本の四つの産地の手仕事を、アメリカのバーシティジャケットに結ぶ。

名前がつくのは、これからだ。

ONE JACKET.
MADE TO BE KEPT.
SEASON ONE — THE VARSITY JACKET

ONE JACKET.
MADE TO BE KEPT.

表地
尾州メルトンウール
袖革
姫路黒桟革
裏地
京織ジャカード
仕立て
羽生 仕立て
数量
数量限定